参考価格:45,800円(税込)より 型番:OBS600D/6/xx/yG※
- ※ xx/yG:xxはJava™ SE for Embedded 6 搭載モデルの場合J6
yGはCF容量を示す(例 OBS600D/6/J6/2G)
- サーバー用途向けの汎用LinuxディストリビューションDebian GNU/Linuxを標準OSとして採用
- Debian GNU/Linux 6.0に対応
- 手のひらサイズのコンパクト筐体
- CFレス、ファンレスで、故障要因を排除
- 1GbEポート×2 , 600MHzプロセッサ , 1GBメインメモリ(固定)
- 周辺温度0〜53℃(※1)での動作を保証(ACアダプタ含む)
- 8Wの低消費電力省エネ設計
- CFなしモデル / 大容量データ保存に対応の各容量CF搭載モデル / 開発環境プリインストールモデル など幅広いラインナップから選択可(※2)
- 内蔵ROM容量128MB (ファームウェア・ユーザーエリア用)
- Java™ SE for Embedded 6搭載モデルを新発売 NEW
- ※1 1000BASE-Tで利用する場合は0〜50℃
USBデバイスを利用する場合は0〜40℃ - ※2 CFをシステムにてご利用される場合は「フラッシュメモリのシステム利用の手引」をご確認ください。
概要
■ 600ファミリ 製品紹介ビデオクリップ
通常のDebianと同じように利用できるため、OSが動作すればハードウェアの違いを意識することなく、IAサーバー上と代わらない操作感でご利用頂けます。
ラインナップには、故障要因がさらに少ないCFなしモデルと、開発環境構築や大容量データ保存に対応の各容量CF搭載モデルを用意。開発環境を推奨されるコンディションでプリインストールしたモデルも用意し、OpenBlocks 600のメリットをより様々な用途で享受できるようになりました。
OpenBlocks 600ファミリ各モデルは、手のひらに乗る小型筐体で重さも265gと軽量ながら、高い耐塵・耐熱性能とCPUクロックは600MHz、メインメモリ1GBと、1GbE ×2ポートを搭載し、高いスループット性能で、通常のサーバーコンピュータでは不可能な様々な用途に利用できる製品です。
Java™ 環境の搭載でアプライアンス製品化が飛躍的に容易に
OpenBlocksシリーズは、ソフトウェア製品のアプライアンス製品化に多く用いられてきました。Java™ で開発されたソフトウェアをアプライアンス製品化する際には、従来のOpenBlocksシリーズならば、互換性検証や実環境でのパフォーマンス確認に手間をかけなければなりませんでしたが、Java™ SE for Embedded 6 を搭載するOpenBlocks 600Dでは、面倒な工程を経ずそのまま変更なしでインストール・アプライアンス製品化が可能となりました。
Java, the coffee cup logo, and all Java based marks are trademarks or registered trademarks of Sun Microsystems, Inc. in the U.S. or other countries.
Sun、Sun Microsystems、Java™は、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
特長
Debian GNU/Linux を標準搭載
サーバー用途向けの汎用Linuxディストリビューション Debian GNU/Linux を採用。そのため企業ユーザーは、既存の様々なノウハウを適用できるほか、既存のソフトウェアパッケージ資源をも活用できるなど、自由な開発運用が可能です。
CFレスでさらに堅牢なシステム運用へ
RAMディスク上でのシステム動作が可能なため、ストレージとしてのCFの搭載・非搭載を選択することができます。 CFレス運用を選択した際は、OpenBlocks 600ファミリに共通のファンレス・HDDレス設計に加え、さらなる故障原因の抑制を実現。極めて高い堅牢性が求められる場合でも、安心のシステム運用が可能です。 アプリ導入時や大容量なストレージ領域が必要な場合は、高信頼な専用CFを搭載した運用ももちろん可能。いずれの場合もOpenBlocks 600Dの堅牢性は折り紙付きです。
昨今のCFは、ウェアレベリング技術の向上やSLCタイプのメモリチップを採用することで、壊れにくさを強化することが可能ですが、元々堅牢性の高い OpenBlocks 600Dにおいては、CFは故障要因として考えられる要素でした。今回CFを排除可能にしたことにより、CFの故障によるシステムの停止や突然の電源断によるファイルシステムの破損の可能性を考える必要がなくなり、より堅牢なシステムを構築することが出来るようになりました。
ハードウェア仕様を活かした利用方法
上述のCFレスによる運用は、OpenBlocks 600に搭載した128MBのFlashROM (NOR型メモリ)を活用して実現しています。このFlashROMを搭載することにより、次のような便利な活用方法も実現可能です。
- OSを残したまま、システムの初期化が可能
どのような設定を実施した後でも、本体のINITボタンを押下して電源を投入することで、いつでも出荷時状態で起動することが可能です。IAサーバであれば、OSの再インストールになるところですが、OpenBlocks 600Dでは、ルーターやNAS等の各種専用機器のように、手軽に初期化を行うことが可能です。そのため、場面に応じた使い分けが非常に容易です。(CF併用時でINITボタンを押下した場合は、CFレス状態で起動) - セットアップ済みの環境への復元が容易
FlashROM上のOSについて、追加アプリケーションや設定内容など、全ての変更差分がFlashROM上ユーザーエリア(CFレス運用時)もしくはCF上に保持されます。この変更差分のバックアップを行えば、いつでも手軽に環境復元を行うことができます。
飛躍的なスループットの向上
ネットワークの性能(下図参照)では、現在の一般的なIAサーバー(537.22Mbps)とほぼ同等のスループット(521.75Mbps)を実現し、グループウェアやスパムフィルタのようなトラフィック処理性能を要するサービスへも活用可能です。
■スループット測定値 (FTP通信をIPルーティングするローカルルータとした場合)
モデル名 | 測定値 |
---|---|
OpenBlocks 600 | 521.75Mbps |
OpenBlocks 266 | 72.74Mbps |
OpenMicroServer | 83.49Mbps |
IAサーバー※ | 537.24Mbps |
※CPU:QuadCore Xeon E5310 1.60Ghz,
MEM:4GB, Ether:1000BASE-T(Intel 82563EB), OS:CentOS 5.2
ECOへの配慮
OpenBlocks 600Dの開発・販売においては、様々な観点から環境への配慮が行われており、企業・ビジネスにおけるECO実現を大きくサポートします。
運用時の環境負荷を最小限にとどめるため、OpenBlocks 600Dの消費電力は動作時でも8.0Wに抑えられており、通常の低消費電力1Uサーバー(※1)の1/9以下の省電力仕様を実現しました。ネットワークコアサービスなどを受け持つIAサーバー(※1) をOpenBlocks 600Dにリプレイスすれば、実に89%もの消費電力削減・CO2排出量削減が可能です。
また、動作時消費電力である8.0W分の環境負荷を補うべく、ぷらっとホームでは、インド・タミルナドゥ地方における風力発電プロジェクトから発生する排出権の購入により、合計1,000トンのCO2オフセットを行っています(※2) 。
OpenBlocks 600Dの筐体ケースには、全て再生利用可能なアルミニウム合金を用い、またRoHS指令やPFOS規制、省エネ法といった世界各国の環境規格への適合を果たすことで、廃棄時の環境負荷を最小限に抑制しました。
※1 | 一般的な低消費電力1Uサーバーとして、消費電力76.3WのTRQX-1/34SA (QuadCore Xeon L3426, 1.86GHz, ぷらっとホーム)と比較。 |
※2 | OpenBlocks 600の販売にあたりぷらっとホームでは、8.0Wの低消費電力で稼働する製品の開発により運用時のCO2排出量を大きく抑制し、そのうえでなお排出されるCO2分について、インド・タミルナドゥ地方における風力発電プロジェクトによって発生するCO2排出権の購入によって、合計1,000トンのCO2オフセット(相殺)を行います。 この風力発電プロジェクトは2007年5月にCDM(Clean Development Mechanism)プロジェクトとして登録され、ぷらっとホームは三井住友銀行を通じてCO2排出権を購入しています。 購入されたCO2排出権は、日本政府が管理する日本国割当量口座簿の償却口座に移転(償却)され、CO2削減における日本の目標である1990年比マイナス6%の達成に貢献します。 |
「グリーンIT推進協議会」会員
ぷらっとホームは、「グリーンIT推進協議会」の会員です。
環境保護と経済成長の両立を目指し経済産業省が提唱した「グリーンITイニシアティブ」にのっとり、産学官のパートナーシップのもと設立されたのが、グリーンIT推進協議会です。
ぷらっとホームは、グリーンITイニシアティブに賛同し、以下の活動を進めています。
- 環境負荷低減の啓発活動
- 開発すべき革新技術の提案
- ITによる省エネ等の調査分析 等
アプライアンス化をトータルにサポート
オープンソース思想のもと開発されたOpenBlocks 600Dは、ハードウェアの仕様からその他技術情報まで全てWeb上で公開されており、独自アプリケーションの適用を行う管理者や自社アプライアンス化を行う企業を、トータルにサポートします。
OpenBlocks 600Dを用いたアプライアンス製品の開発・販売をお考えの企業様には、ワンストップに販売開始が可能な自社ブランド化サポートのご相談も承ります。
また、自社サービスへのスピーディな導入を求めるお客様などには、ご指定のソフトウェアのプリインストールサービスも承ります。
各種パートナー様支援コンテンツ
OpenBlockS 600D/600仕様比較表
項目/モデル名 | OpenBlockS 600D | OpenBlockS 600 | |
---|---|---|---|
型番(※1) | OBS600D/6/yG | OBS600D/6/J6/yG | OBS600/RAP/yG OBS600/RAP/J6/yG |
参考価格(税込) | 45,800円 | お問合せください | 59,800円より |
コンパクトフラッシュ (容量) |
なし | 2、4、8、16(GB) | 1、2、4、8、16(GB) |
インターフェース | CLI | GUI / CLI | |
アプリケーションマネージャ (サーバー簡単立ち上げ機能) |
- | ○ | |
出荷時標準OS | Debian GNU/Linux 6.0 | SSD/Linux 0.5 | |
動作確認済みOS (※2) |
SSD/Linux 0.5, Fedora11, Ubuntu 8.04 LTS, Debian 5.0 | Debian GNU/Linux, Fedora11, Ubuntu 8.04 LTS, Debian 5.0/6.0 | |
Java™ | OpenJDK 6 | Java™ SE for Embedded 6 | Java™ SE for Embedded 6 / Java™ SE for Embedded 5.0 |
その他 | - | サポートサービスの加入によりCFを保証対象とすることが可能です。 |
- ※1 yG:yGはCF容量を示す(例 OBS600/RAP/2G)
- ※2 動作確認済みOSとは、弊社にてブート可否、基本的な利用、OpenBlockS 600ファミリ用の独自プログラムの動作テストをパスし、弊社にてコンパイル済みOSイメージを提供しているものです。弊社にて動作を保証するものではございません。