6.0から5.0へのダウングレード
6.0 ご利用中の方も、次の方法で5.0にダウングレードすることが可能です。なおダウングレードの操作は、ほぼ新規セットアップと同じ内容になりますが、インストール済みのパッケージ情報等は引き継ぐことが可能です。
注意:
OpenBlocks 600DのDebian 5.0バージョンは、Debian Projectでの5.0のセキュリティサポート終了に伴い2011年1月31日を以て販売終了となります。早い段階で、6.0への環境移行を行うことを推奨します。
インストール済みパッケージの一覧を保存
# cd /root
# dpkg --get-selections > dpkg.list
既存環境のバックアップ
ボリュームラベルに「DEB_CONFIG」を設定したUSBメモリ等を接続して実行します。実行後は、USBメモリを取り外してください。
# flashcfg -B
初期状態で起動
6.0環境で保存されたファイルがFlashROMから展開されることを防ぐため、また6.0環境のCFがマウントされることを防ぐために、INITボタン押下で電源ON、または以下の操作で再起動を実施してください。
# flashcfg -e
# e2label /dev/sda1 "" ※CF併用モードの場合のみ
# reboot
ネットワークの暫定的な設定
ファームウェアファイルをダウンロードするため、暫定的にネットワーク設定を実施します。
# dhclient eth0
または
# ifconfig eth0 192.168.0.10 netmask 255.255.255.0 broascast 192.168.0.255
# route add default gw 192.168.0.1
# echo "nameserver 192.168.0.1" > /etc/resolv.conf
IPアドレス等は適宜読み替えてください。
バージョン5.0のファームウェアをダウンロード
FTPサーバより、ファームウェアファイルをダウンロードします。
# wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OBS600/debian/files/lenny/LATEST/uImage.initrd.lenny
ファームウェアの書き込みと再起動
ダウンロードした、ファームウェアファイルを書き込み、再起動します。再起動後、6.0環境で動作し始めます。
# flashcfg -f uImage.initrd.lenny
# reboot
必要に応じて、CF併用モードの設定を行う ※CF併用モードの場合のみ
環境のバージョンが変わるため、初期化を行います。
# mke2fs -j -L DEBIAN /dev/sda1
ネットワーク設定を行う
Debianの操作を参考に、ネットワークの設定を改めて実施してください。
保存したパッケージ一覧から、パッケージのインストール内容を復元
最初に保存した、インストール済みパッケージの一覧から、インストール内容復元します。バックアップに使用したUSBメモリを接続し、以下の操作を実施してください。(USBメモリは、操作の直前に接続します。起動時に接続を行っていると、5.0環境に対して、6.0のバックアップデータを復元しようと試みます。)
# mount LABEL=DEB_CONFIG /mnt
# tar xvzf /mnt/userland.tgz ./root/dpkg.list
# dpkg --set-selections < ./root/dpkg.list
# aptitude update
# apt-get dselect-upgrade
バックアップから、各種設定情報を復元
バックアップに使用したUSBメモリには、/.rw 以下をアーカイブした userland.tgz が保存されています。利用されていた各種ソフトウェアの設定ファイルもすべて含まれていますので、必要なファイルを取り出し、再度設定を実施してください。