SSD/Linuxの継承とDebian対応
OMS-AL400/128では、標準のOSとしてSSD/Linuxを継承しています。SSD/Linuxは「SotokandaSoftwareDistribution」として、OpenBlockS200用として誕生し、以降、ぷらっとホームとお客様やユーザグループの方々によって、進化、発展してきました。
ぷらっとホームでは自社内で、パッケージやドライバの検証、改修、カスタマイズ等を行っています。それらは正式なパッケージアップデートの時期に左右されず、弊社「オープンラボラトリー」において、コンパイル済ソフトウェア、Currentファームウェア等が日々アップデートされています。
公開情報 https://www.plathome.co.jp/support/labo/
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ファームウェア
シリアルセットアップツール
各種ガイド/仕様書
各種イメージ
CD-ROMの内容
コンパイル済ソフトウェア
開発環境
その他のツール
OMS-AL400/128においても、この形を維持してまいります。
本体のみでも様々な機能を実現可能
本体(オンボードメモリ)のみでも、以下のような機能が実現可能となっています。
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DHCPサーバ/クライアント
DNSサーバ
FTPサーバ/クライアント
HTTPサーバ
iptablesによるパケット・フィルタリング
Mailサーバ
PPPクライアント
PPPoEクライアント
Telnetサーバ
開発環境を無償提供
ハードウェア、及びソフトウェアの仕様はすべて公開しています。開発環境は、セルフコンパイル環境、クロスコンパイル環境ともに無償で提供致します。お客様において、自由にカスタマイズ・開発を行っていただけます。
ファームウェアに Linux カーネル 2.6系を採用
2.6系 の Linux カーネルをベースにファームウェア開発を行っております。2.6系採用によって、USB-VGA アダプタや、USB-Wireless等 使用できるデバイスの幅が広がります。
Debian (3.1 SARGE) 対応
完全オープンソースOSのSSD_Linuxは1つの大きな価値ですが、用いるのにある程度以上の知識が必要である反面、関連書物等が用意されているわけでもなく、いわゆる「敷居が高い」状態にあるとも言えます。
そこで、一般的なディストリビューションの対応のご要求が高まる中、OpenBlockS266では、2005年6月に「Debian (3.1 SARGE)」インストール方法のご案内を開始いたしました。OMS-AL400/128では、ハードウェアリリース時点で同様の対応を行ないます。
また、ユーザーズグループの方々のご協力によりOpenBlockS266はNetBSDのソースツリーに組み入れられ(NetBSD-2.1 からカーネル・イメージ・ファイルが配布されました。)、インストールの方法もご提示させていただいておりますが、同様の働きかけも行っていく予定です。
IPv6対応
Linux カーネル 2.6.12、USAGI STABLE RELEASE 6 を採用し、標準搭載と致しました。IPv6を使用した、アプリケーションサーバの構築が容易になります。
OpenBlockS266から継承した設定ツール
基本機能設定ツールとして、WEB設定ツール・シリアル設定ツールを提供します。インタフェースはOpenBlockS266と共通となっています。
Flash ROM 16MB、ユーザエリア 2MB
OpenBlockS266の倍の16MBになりました。ユーザエリアは64Kbyteから2MBとなり、事実上設定ファイル等しか入らなかったOpenBlockS266に対して、Flash ROMのみで完結できるパッケージの幅が広がりました。