TOP技術ガイドSSD/Linux 開発環境ガイド

カーネルのカスタマイズ

カーネルのカスタマイズ

カーネルのカスタマイズ方法を説明します。

USBをDMAモードからPIOモードに変更

OpenBlocks 600のUSBはDMAで転送を行っていますが、一部のUSBデバイスでUSBをPIO転送に変更することで動作したり、動作が安定する場合があります。

動作するようになるデバイス

  • RTL8150チップを搭載しているLANアダプタ

動作が改善するデバイス

  • FTDIチップを搭載しているUSBシリアルアダプタ(DMA転送で負荷を掛けた場合不具合がでるようです)

開発環境

クロスまたはセルフの開発環境を用意します。

セルフ開発環境の場合、カーネルのビルドは6時間程度掛かります。

カーネルコンフィグの編集

menuconfigを起動します。

# cd /usr/src
# bmake menuconfig -DBACKUP_CONFIG

Device Drivers --> USB support --> USB Gadget Support の "Synopsys DWC OTG internal DMA Mode"の'*'を外します。

 --- USB Gadget Support
[ ] Debugging information files (DEVELOPMENT)
[ ] Debugging information files in debugfs (DEVELOPMENT)
(2) Maximum VBUS Power usage (2-500 mA)
USB Peripheral Controller (Synopsys DWC OTG Controller) --->
Synopsys DWC OTG Controller
[ ] Synopsys DWC OTG internal DMA Mode
<M> USB Gadget Drivers
< > Gadget Zero (DEVELOPMENT)
< > Ethernet Gadget (with CDC Ethernet support)
< > Gadget Filesystem (EXPERIMENTAL)
< > File-backed Storage Gadget
< > Serial Gadget (with CDC ACM and CDC OBEX support)
< > MIDI Gadget (EXPERIMENTAL)
< > Printer Gadget
< > CDC Composite Device (Ethernet and ACM)

ESCキーを2回押下して、<YES>を選択し保存終了します。

  Do you wish to save your new kernel configuration?
<ESC><ESC> to continue.

カーネルのビルド

Linuxカーネルのビルドを参照してください。

ファームウェアの作成

ファームウェアの作成を参照してください。

1度ファームウェアの作成を行っている場合は、SSD/Linuxのビルドは飛ばして、ファームウェアのビルドを行います。

目次に戻る

ページの先頭へ戻る