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ファームウェアの作成

ファームウェアの作成

ソースファイルの取得

FTPサイトよりソースファイルのダウンロードし、解凍します。

# ftp ftp://plathome.co.jp/pub/ssdlinux/0.5-LATST/source/src.tgz
# tar xfzp src.tgz -C /

/usr/srcの下にソースファイルが展開されます。

SSD/Linuxのビルド

/usr/srcディレクトリで、bmakeコマンドを実行します。

# cd /usr/src
# bmake build

更新分だけビルドする場合は、"-DNOCLEAN"オプションを付加します。

# cd /usr/src
# bmake build -DNOCLEAN

ファームウェアのビルド

OpenBlocks 600は、ブートローダにU-BOOTを採用しているため、ファームウェアは、U-BOOT形式となります。

カーネルとラムディスクイメージとdtbファイルの3つのファイルを1つのファイルに結合しています。

※dtbファイル(Device Tree Blob)とは、PowerPCでカーネルソースファイルを共通化するため、ボード毎の相違を記述したファイルです。

# cd /usr/src/distrib/powerpc-obs600
# bmake clean
# bmake

ファームウェアファイルは、/usr/src/distrib/powerpc-obs600/standard/treebootに作成されます。

ファイル名は、uImage.initrdです。

# ls -l /usr/src/distrib/powerpc-obs600/standard/treeboot/
total 16376
drwxr-xr-x 2 root wheel 4096 Jul 22 2010 CVS
-rw-r--r-- 1 root wheel 172 Oct 14 2008 Makefile
-rw-r--r-- 1 root wheel 1249 Jul 16 2009 Makefile.inc
-rw-r--r-- 1 root wheel 16733781 Apr 25 06:10 uImage.initrd
uImage.initrdをflashcfgコマンドで書き込むことで、作成したファームウェアを適用します。
# flashcfg -f uImage.initrd


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