GUI追加方法
WEBインタフェース (GUI) のインストール方法
OpenBlocks AX3 並びに A6、A7では、WEBブラウザベースでネットワーク設定などの変更を行うことができる オープンソースソフトウェアの Webmin (http://www.webmin.com/) を導入することが出来ます。
次の操作を行うことで、OpenBlocks AX3 / A6 / A7 に適した状態で導入を行います。
導入手順
- ストレージ併用モードの設定を行います
WEBインタフェースの導入により、約180MBの領域を使用します。
AX3 (FlashROM 128MB) ではRAMディスクモードでも利用可能ですが、 A6 (FlashROM 64MB)、A7(FlashROM 256MB) ではRAMディスクモードでは利用でき ません。
多くの領域を必要とするため、何れのモデルでもストレージ併用モードの利用を推奨します。
動作モードの詳細はユーザーズガイドを参照して下さい。
パーティションの作成# fdisk /dev/sda fdisk> o [enter] (既存パーティションの全てを削除) fdisk> n [enter] (新規パーティション作成) fdisk> p [enter] (パーティション種別として、Primary を選択) fdisk> 1 [enter] (パーティション番号として、1 を選択) fdisk> [enter] (パーティションの開始アドレスとして、先頭アドレスを選択) fdisk> [enter] (パーティションの終了アドレスとして、最後尾アドレスを選択) fdisk> w (変更を書き込んで終了)
フォーマットの実行# mkfs -t ext4 -L DEBIAN /dev/sda1
- 暫定的なネットワーク設定
以降の操作のため、暫定的にネットワーク設定を行います。
DHCPでIPアドレスが設定出来ることを環境を想定しています。
Ether-0にLANケーブルを接続して実行して下さい。# dhclient eth0
- 関連パッケージの導入
# aptitude update # aptitude install perl libnet-ssleay-perl openssl libauthen-pam-perl libpam-runtime libio-pty-perl apt-show-versions python
- Webmin 及び インストール / 設定用スクリプトのダウンロード
AX3/A6/A7 ともに共通のファイルです。# wget http://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSAX3/misc/webmin_1.590_all.deb # wget http://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSAX3/misc/obsa_webmin_install.sh
- スクリプトの実行
# sh obsa_webmin_install.sh webmin_1.590_all.deb
- FlashROMへの保存 (RAMディスクモードのみ)
RAMディスクモードで動作せている場合、追加したプログラム本体などをFlashROMに保存する必要があります。ストレージ併用モードでは、実行不要です。# flashcfg -S ※ 大文字のS
- webminへのログイン
https://IPアドレス:10000/ にアクセスすることで利用できます。
標準では、root アカウントの ID・パスワードでログイン出来ます。
なお接続時に、SSL証明書に関するエラーが表示されますが、これは想定される動作であり以上ではありません。SSL証明書に自己署名のものを利用しているために発生します。
補足
- 手順4のスクリプト実行により、OpenBlocks AX3 / A6 / A7 用の設定変更を行います
/etc/webmin/config
標準の言語設定を日本語 (ja_JP.UTF-8) に変更/etc/webmin/webmin.acl
rootユーザでログインしたときに表示されるwebminモジュールを変更/etc/init.d/flashcfg
停止・再起動時に、FlashROMへの設定保存を実行。 (flashcfg -s) ※ 小文字のs
実行するのは、RAMディスクモードの場合のみ。 - AX3のRAMディスクモードでは、Webminの導入だけでユーザーエリア約50MB (DP/Jパッケージ) のうち約35MBを消費します。 (約180MBを圧縮して約35MBとなります)
WEBインタフェースで7割近い領域を消費してしまうため、ストレージ併用モードでの利用が現実的です。