開発環境の構築
セルフ開発環境 (OpenBlocks 600D上での開発)
※ OpenBlocks 600D 開発環境プリインストールモデルでは、以下2〜4の操作が行われたCFが同梱されています。
- CF(4GB以上を推奨)を搭載し、CF併用モードの準備を行います
- 良く使用されるツール類をインストールします
# aptitude update
# tasksel install standard
※ 起動時に表示される、FAILの表示は次の処置を行うことで表示されなくなります。
/etc/default/nfs-common の NEET_STATD の 右辺 に 「no」 を指定して下さい。
NEED_STATD=no - 開発用のツール類をインストールします
# aptitude install build-essential
- カーネルのソースコードを展開します
リリース情報を参照し、最新のソースコードをダウンロードしてください。
# cd /usr/src
# wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OBS600/debian/linux/linux-2.6.29-20101008-01.tgz
# tar xvzf linux-2.6.29-20101008-01.tgz
# ln -s linux-2.6.29 linux
クロス開発 (VMware等のx86環境上での開発)
Debian GNU/Linux 5.0 や 6.0に対して、Embedded Debian Project (emdebian) が提供するクロス開発用のコンパイラ等を追加する事で、開発環境を整えることが出来ます。
- ベースとなる環境の用意
x86 (i386) や x86_64 (amd64) 環境に、Debian GNU/Linux 5.0 または 6.0 をインストールして下さい。 - emdebian のリポジトリを追加します
# vi /etc/apt/sources.list # 追記内容のみの抜粋
deb http://www.emdebian.org/debian/ lenny main
# aptitude update
(省略)
W: GPG error: http://www.emdebian.org lenny Release: The following signatures
couldn't be verified because the public key is not available: NO_PUBKEY
B5B7720097BB3B58
W: You may want to run apt-get update to correct these problems
emdebian 用 の GPG鍵が登録されていないため、GPG error となります。
以下で対策を行います。
# aptitude install emdebian-archive-keyring
# aptitude update
エラーが表示されないことを確認。 -
必要なパッケージを追加します
# aptitude install build-essential uboot-mkimage libc6-powerpc-cross \
libc6-dev-powerpc-cross binutils-powerpc-linux-gnu gcc-4.3-powerpc-linux-gnu \
g++-4.3-powerpc-linux-gnu -
カーネルのソースコードを展開します
リリース情報を参照し、最新のソースコードをダウンロードしてください。# cd /usr/src
# wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OBS600/debian/linux/linux-2.6.29-20101008-01.tgz
# tar xvzf linux-2.6.29-20101008-01.tgz
# ln -s linux-2.6.29 linux
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