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トラブル関連

  • date コマンドで時刻を遅らせたら thttpd が停止してしまうのですが。
    date コマンドで時刻を 10 分間以上遅らせた場合、thttpd は停止することがあります。時刻を合せて再起動してください。
    2009/11/27
  • ファームウェアをアップデートするとき、そのサイズが RAM ディスクの残り容量より大きいときにはどうしたらよいでしょうか。
    ファイル・システム tmpfs を利用します。
    # mkdir /dev/shm
    # mount -t tmpfs tmpfs /dev/shm
    # cd /dev/shm
    
    ファームウェアをディレクトリ /dev/shm にアップロードまたはダウンロードして、次のコマンドでファームウェアのアップデートを行います。
    # /usr/sbin/flashcfg -f <ファームウェアのファイル名>
    # reboot
    
    2008/08/20
  • きのうまで ftp でログインできていたのに、きょうはログインできません。
    ftp でログインしたときに以下のようなメッセージが出ていませんでしょうか。
    $ ftp LinuxServer
    Connected to LinuxServer.
    220 LinuxServer FTP server (tnftpd 20061217) ready.
    Name (LinuxServer:user1): user1
    331 Password required for user1.
    Password:
    530 Password expired.
    ftp: Login failed.
    ftp>
    
    「530 Password expired.」は、パスワードの有効期限が切れていることを意味します。 パスワードを再設定してください。

    本体から起動している場合は、設定を保存するために次のコマンドを実行します。
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    


    OpenBlockS266/128/16R の工場出荷時ファームウェアの場合、2008 年 9 月にパスワードの有効期限が切れます。
    2008/09/18
  • USB ストレージ・デバイス (HDD やフラッシュ・メモリ) を二台以上接続し、そのうちひとつに OS をインストールして運用できますか。
    残念ながら運用することができません。

    USB ストレージ・デバイス (HDD やフラッシュ・メモリ) は SCSI デバイスとして認識されます。 例えば USB フラッシュ・メモリを二個接続して、起動した場合、先に検出された方が /dev/sda、後に検出された方が /dev/sdb として認識されます。 この際に、どちらを先に検出するか定めることはできません。 /dev/sda のデバイスに OS をインストールしても、次回起動したときには /dev/sdb と認識されることがあり、このときは起動できなくなります。

    この例における回避方法としては、二個の USB フラッシュ・メモリのうちひとつを CF で置き換えることが考えられます。 CF は /dev/hda として認識されます。 したがって USB フラッシュ・メモリ と CF を一個づつ接続した場合は、それぞれ /dev/sda と /dev/hda と認識されますので、OS をどちらかにインストールして運用することができます。
    2008/02/14
  • OpenMicroSerer/OpenBlockS266 にて、ファイル /var/log/messages に `ntpd[xxx]: kernel time sync error 0001' なるログが残っているのですが?
    ntp の バージョン 4.2.4 以降で、そのログが残りますが、無視してください。

    ntpd は、最大 1024 秒間隔で上位 NTP サーバと時刻同期を行い、カーネルの時刻補正機能を呼び出しています。

    カーネルは、時刻補正機能を呼び出す場合その間隔を 1200 秒以下にすることを要求し、 1200 秒以上の間隔で行われた場合エラーとしています。

    ntp のバージョン 4.2.4 以降において、上位 NTP サーバとの交信に失敗した場合、ntpd の判断でカーネルの時刻補正機能を呼び出さないとした場合に、カーネルの要求する 1200 秒以下の間隔での時刻補正が行われないことが発生します。 このとき `kernel time sync error' メッセージが表示されます。

    ただしその後も、1024 秒以下の間隔での時刻補正を続けますのでこのメッセージは無視してください。
    2008/01/28
  • SSH サーバの OpenSSH のバージョンを 4.7p1 にアップデートしたら ssh 接続できなくなりました。
    OpenSSH は、バージョン 4.7p1 から新規インストール時にプロトコル バージョン 1 を無効にするようになりました。SSH クライアントをプロトコル バージョン 2 に対応したものに移行してください。
    2007/12/12
  • シリアル経由でログインして、vi を使うと表示がおかしいのですが。
    vi を使う前に次のコマンドを実行してください。

    # export TERM=vt100
    2007/12/12
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 のクロス構築用の PC の root のパスワードを忘れてしまいました。どうしたらよいですか。
    PC に SSD/Linux をインストールしたときに用いた FD/CD-ROM を用意してください。無ければ新たに作成してください。root のパスワードを復旧する手順は次の通りです。
    1. FD/CD-ROM で起動します。
    2. HDD をマウントします。
    3. # mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt
      
    4. HDD 上のファイル passwd と shadow を ramdisk 上にコピーします。
    5. # cp /mnt/etc/passwd /etc/passwd
      # cp /mnt/etc/shadow /etc/shadow
      
    6. root のパスワードを変更します。
    7. # passwd
      Enter new UNIX password: ********[Return]
      Retype new UNIX password: ********[Return]
      passwd: password updated successfully
      
    8. HDD 上のファイル passwd と shadow を更新します。
    9. # cp /etc/passwd /mnt/etc/passwd
      # cp /etc/shadow /mnt/etc/shadow
      
    10. HDD をアンマウントします。
    11. # umount /mnt
      
    12. FD/CD-ROM を取り出して、再起動します。
    13. # reboot
      
    2007/12/27
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 に Debian をインストールしたのですが、iptables コマンドが動作しません。
    次の手順で Debian の iptables コマンドを SSD/Linux のそれで置き換えてください。
    1. 工場出荷時状態で起動します。INIT ボタンを押しながら電源を入れてください。
    2. telnet またはシリアル経由でログインします。以下の作業は root 権限で行ってください。
    3. Debian をインストールしたストレージ・デバイスをマウントします。
    4. # e2fsck /dev/hda1
      # mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt
      
      上記の hda1 は、お使いの状況に応じて読み換えてください。
    5. SSD/Linux の iptables コマンドをコピーします。
    6. # cp /sbin/iptables /mnt/sbin/iptables
    7. Debian をインストールしたストレージ・デバイスをアン・マウントします。
    8. # umount /mnt
      
    9. 再起動します。
    10. # reboot
    2007/12/13
  • Windows PC のコマンド プロンプトから FTP でファイルをアップロード/ダウンロードしました。ファイルが壊れているようなのですが。
    Windows PC のコマンド プロンプトから FTP で(プレーン・テキスト ではない)ファイルをアップロード/ダウンロードする場合、転送モードに注意してください。ファームウェアなどのバイナリ・ファイルの場合は BINARY モードにする必要があります。デフォルトは ASCII モードですので、以下の通り binary コマンドを実行して BINARY モードに変更してからアップロード/ダウンロードしてください。
    ftp>  binary
    200 Type set to I.
    
    2007/12/13
  • 一般ユーザにて su コマンドで root になれないのですが。
    一般ユーザが su コマンド で root になるには、wheel グループに属さねばなりません。ファイル /etc/group の wheel グループに、その一般ユーザのログイン名を追加してください。例えば、ファイル /etc/group の wheel グループが以下
    wheel:*:0:root,user1
    
    のようになっている場合、ログイン名 user1 の一般ユーザが su コマンドで root になることができます。
    2007/12/13
  • WEB セットアップツールまたはシリアルセットアップツールで HTTPD の設定を行いましたが、ページが表示されません。
    WEB セットアップツールまたはシリアルセットアップツールの HTTPD の画面で以下の通り設定したとします。
    • httpd を起動時に起動する
    • チェック
    • Data Directory に chroot する
    • チェック
    • Data Directory (dir)
    • /home/www
    • CGI pattern (cgipat)
    • **.cgi
    • Log file (logfile)
    • /home/www/logs/thttpd.log
    まず、ログインして su で root になって以下のコマンドを実行してください。
    # mkdir /home/www/data
    # mkdir /home/www/logs
    
    コンテンツはディレクトリ /home/www/data/ に置きます。

    次に、ファイル /etc/flashcfg に
    /home/www/data
    /home/www/logs
    
    を追加します。

    最後に、
    • WEB セットアップツールまたはシリアルセットアップツール
    • 「設定保存」の画面で「保存して再起動」を実行してください。
    • コマンド・ライン
    • # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
      # reboot
      
    参考ページ
    • http://www.acme.com/software/thttpd/
    2007/12/14
  • ftp または telnet で接続しようとすると、長い時間待たされるのですが。
    ネームサーバの設定が誤っている可能性が高いです。

    以下のどちらかの手順で正しい設定をしてください。
    • WEB セットアップツールまたはシリアルセットアップツール
    • 「ネットワーク」の「リゾルバ設定」の「ネームサーバ」を正しいものに設定するか、空欄にしてください。
    • ログインして設定
    • ファイル /etc/resolv.conf の nameserver の行を正しく設定してください。またはファイルの中を空にしてください。
    2007/12/12
  • su コマンドを使用すると `/dev/pts/0: Operation not permitted' なるメッセージが出力されるのですが。
    su コマンドを引数 `-' を指定して実行すると、以下
    # su - <ユーザ名>
    Password: 
    /dev/pts/0: Operation not permitted
    
    のようになります。

    これは、ファイル /etc/profile の以下の行
    if [ -x /usr/bin/biff ]; then
     biff y
    fi
    
    をコメント・アウトすると、そのメッセージは出力されなくなります。
    2007/12/17
  • 突然、停止または再起動するのですが。
    本体の DC IN に DC プラグが途中までしか挿入されていないと、振動などで停止または再起動することがございます。 DC プラグが奥まで挿入してあるか確認してください。
    2007/12/27
  • ルーターとして動作しない。 ルーターとしての利用を考えていますが、Web設定画面の設定(IPマスカレード・ポートフォワーディング・簡易ファイアウォール)が反映されていません。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 では、セキュリティ上の理由により、デフォルト設定ではルーティングを禁止しています。
    /etc/rc.conf の最終行に
    iptables=YES
    という行を追加し、
    # flashcfg -s /etc/flashcfg
    で、設定を保存し、再起動することでルーティングが可能になります。
    2007/12/12
  • シリアルで接続すると文字化けする。 RS-232CでOpenMicroServer/OpenBlockS266に接続しましたが、入力した文字が化けます。特に [Enter] 等の入力時に化けやすいようです。何か対策はありますか?
    ケーブルの接続を確認してください。特に [Enter] 入力時に文字が化ける場合は、再度ケーブルを確認してください。また、使用するケーブルは、必ず8芯が結線されている必要があります。4芯のケーブルを使用している場合、適切に接続できていない可能性がありますので、ケーブルを交換してお試しください。
    2007/11/07
  • パスワードを忘れてしまいログインできませんが、設定を消したくありません。
    以下の手順で作業を行うことにより設定を残したまま、パスワードの変更が行えます。
    1. INIT ボタンを押したまま起動します。
    2. 起動後の IP アドレス
      • OpenMicroServer
      • ETHER-0: 192.168.252.254
        ETHER-1: 192.168.253.254
        ETHER-2: 192.168.254.254
        
      • OpenBlockS266
      • ETHER-0: 192.168.253.254
        ETHER-1: 192.168.254.254
        
    3. root で ログインします。
      • telnet
      • user1/user1でログインし `su -' (パスワード root) でスーパーユーザになります。
      • シリアル
      • root/rootでログインします。
    4. 'flashcfg -x' を行います。
    5. パスワードを設定します。
      • root ユーザ
      • `passwd' を行います。
      • 一般ユーザ
      • `passwd <ログイン名>' を行います。
    6. `flashcfg -s /etc/flashcfg' を行います。
    7. `reboot' コマンドで再起動を行います。
    2007/12/12
  • ファームウェアアップデートに失敗し、起動しなくなりました。
    init ボタンを使用した一時初期化による起動が可能かどうかお試し下さい。
    ・起動可能な場合 アップデート手順を見直し、再度アップデートしてください。
    ・起動不可の場合 『ユーザーズガイド』内、「BOOTP+TFTP サーバを使用したファームウェアのアップデート方法」をお試して下さい。

    ※ファームウェアダウンロード後、正常にダウンロードする事が出来たかどうかについてはファイル容量を比較しご確認ください。
    ※ftp コマンドを使用しPC端末からOpenMicroServerへファームウェアを転送する際は binary モードをご使用ください。
    ※どちらの方法でも起動しない場合にはハードウェア不具合の可能性がございます。弊社カスタマーケアまでお問い合わせください。
    2007/12/12
  • コマンドライン上からファイルを編集しましたが再起動すると編集した内容が元に戻ってしまいます。
    本体のみで使用した場合、ファイルシステムが本体RAM ディスク上に格納されているため、ファイルの作成/ 変更等をおこなっても、電源を切った際にこの内容は保存されません。
    変更内容を再起動後も反映させたい場合には電源を切る前に、そのファイルが /etc/flashcfg に含まれているか確認し、含まれていなければ追加して以下のコマンドを実行する必要があります。
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    2007/11/07
  • sysinst を使用しインストールしましたがシリアルセットアップツール・Web設定画面が使えません
    sysinst でのインストールにて、シリアルセットアップツール、Web設定画面それぞれをインストールしたい場合にはインストール時、ディストリビューションの選択で「Contributions」を選択頂くか、手動で設定が必要です。
    手動での設定手順に関しては技術情報として公開中の以下 URL をご覧下さい。
    http://www.plathome.co.jp/support/labo/ssdlinux/etc.html#openblocks
    2007/11/07
  • telnet を使用し root ログイン出来ません。
    初期設定では直接 root ログインできない設定となっています。
    ユーザ user1 にてログイン後、 su コマンドで root へ切り替えてください。
    2007/11/07

設定関連

  • Dynamic DNS に対応していますか。
    対応しています。設定と動作確認につきましてはこちらをご覧ください。
    2008/11/26
  • FlashROM に書き込んだファームウェア・イメージを取出したいのですが。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 において、コマンド
    # flashcfg -f <ファームウェア名>
    
    で、FlashROM に書き込んだファームウェア・イメージを取出すには次の手順を実行します。
    • 領域の確保

    • 本体から起動している場合、取出したファームウェア・イメージを置く領域 (OpenMicroServer: 12MB, OpenBlockS266: 8MB) を確保するために以下のコマンドを実行してください。
      # mkdir /dev/shm
      # mount -t tmpfs tmpfs /dev/shm
      # cd /dev/shm
      
      CF/HDD から起動している場合、充分は領域がある場合には、上記のコマンドの実行の必要はありません。
    • OpenMicroServer
    • # cp /dev/mtd/0 zImage.initrd.treeboot-product
      
    • OpenBlockS266
    • # cp /dev/mtd/1 zImage.initrd.treeboot-product
      
    参考: mtd デバイスの情報は次のコマンドを実行することにより得られます。
    # cat /proc/mtd
    
    2008/10/31
  • イーサネット・インタフェースに複数の IP アドレスを割当てるにはどうしたらよいでしょうか。
    IP エイリアスを用います。 イーサネット・インタフェース (eth0, eth1, eth2) に番号 (0, 1, 2,...) を付けて IP アドレスを割当てます。例えば eth0 に 3 を付ける場合は次の通りです。
    # ifconfig eth0:3 <IP アドレス> broadcast <ブロード・キャスト・アドレス> netmask <ネットマスク>
    
    次回起動時に上記の設定を有効にするには、ファイル /etc/netstart.local に上記のコマンドを記述してください。initrd から起動している場合は次のコマンドを実行して設定を保存します。(CF や HDD から起動している場合は実行する必要はありません。)
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    2008/08/07
  • イーサネット・インタフェースの通信速度などを固定したいのですが。
    例として、100Mbps、全二重に固定する場合をとりあげます。
    • OpenMicroServer
      • eth0
      • # mii-tool -F 100baseTx-FD eth0
        
      • eth1, eth2
      • # ethtool -s eth[1|2] speed 100 duplex full autoneg off
        
      ethtool を使用するには、ファームウェアを 0.4-RELEASE-20071208 以降にアップデートしてください。
    • OpenBlockS266
      • eth0, eth1
      • # mii-tool -F 100baseTx-FD eth[0|1]
        
      mii-tool を使用するには、ファームウェアを RELEASE-20040828 以降にアップデートしてください。
    上記の設定を起動時に有効にするには、ファイル /etc/netstart.local に上記のコマンドを記述してください。initrd から起動している場合は、次のコマンドを実行して設定を保存します。(CD や HDD から起動している場合には実行する必要はありません。)
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    2008/08/06
  • OS を CF/HDD にインストールしたら ftp と telnet で接続できないのですが。
    デフォルトで、ftp と telnet による接続を拒否するよう設定されています。 以下の手順で接続を許可するように設定することができます。
    1. シリアル接続にてログインします。
    2. 以下の作業は root で行います。
    3. ファイル /etc/inetd.conf 内の ftp または telnet の行の先頭のコメントをはずします。
    4. ファイル /etc/inetd.conf の変更を反映するために、次のコマンドを実行します。
    5. # kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`
      
    6. ファイル /etc/hosts.allow に以下の行を追加します。
    7. ftpd: ALL
      telnetd: ALL
      
      この例では、すべてのホストからの接続を許可しています。 これは望ましいことではありませんので、適当な制限をしてください。
    2008/02/22
  • シリアル・ポートで外部機器を制御したいのですが、ログイン・プロンプトが出るのを止めることはできますか。
    OpenMicroServer ではシリアル・ポート(RS-232C)を外部機器の制御のために使用することができます。しかしながら、ログイン・プロンプトを出すように設定されています。ログイン・プロンプトを出さないようにするには、ファイル /etc/inittab の ttyS1 を含む行をコメント・アウトしてください。
    コメント・アウト前: c2:12345:respawn:/sbin/agetty 115200 ttyS1 vt100
    コメント・アウト後: #c2:12345:respawn:/sbin/agetty 115200 ttyS1 vt100
    
    この設定をシステムに反映させるために以下のコマンドを実行します。
    # kill -HUP 1
    
    本体から起動している場合、次回起動時にも上記の設定を有効にするには次のコマンドを実行してください。
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    2008/01/07
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 の FlashROM に保存されている設定ファイルを取出したいのですが。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 において、コマンド
    # flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    で、FlashROM に保存した設定ファイルを取出すには次のコマンドを実行します。
    • OpenMicroServer
    • # cp /dev/mtd/3 flashcfg.tgz
      
    • OpenBlockS266
    • # cp /dev/mtd/0 flashcfg.tgz
      
    取出した設定ファイルは、tar アーカイブ・ファイルを gzip で圧縮したファイル flashcfg.tgz にまとめられています。 次のコマンドを実行して、その一覧を確認してください。
    # tar ztpvf flashcfg.tgz
    
    参考: mtd デバイスの情報は次のコマンドを実行することにより得られます。
    # cat /proc/mtd
    
    2007/12/12
  • VLAN の設定の仕方を教えてください。
    イーサネット・デバイス eth0、VLAN ID 3 の VLAN デバイスを例とします。
    • 作成
    • # vconfig add eth0 3
    • IP アドレス(192.168.0.3)の割当
    • # ifconfig eth0.3 192.168.0.3
    • 削除
    • # vconfig rem eth0.3
    指定できる VLAN ID は 0 から 4094 の整数です。(0 と 1 は予約されています。)

    参考ページ
    802.1Q VLAN implementation for Linux
    http://www.candelatech.com/~greear/vlan.html
    2007/12/12
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 に標準には無いネットワーク設定を追加したいのですが。
    例えば、OpenMicroServer/OpenBlockS266 に経路情報を追加するには、ファイル /etc/netstart.local (無ければ作成して、そこ)に、route コマンドによる経路を追加するコマンド行を書き込んでください。 起動時に、ファイル /etc/netstart.local のコマンド行が実行されます。

    上記の設定を保存するために、ファイル /etc/flashcfg に以下の一行
    /etc/netstart.local
    
    があることを確認(無ければ追加)して、次のコマンドを実行します。
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    以下のコマンド
    # . /etc/netstart.local
    
    を実行するか、再起動することにより経路が追加されます。
    2007/11/07
  • OS を CF/HDD にインストーラ (cfinst/sysinst) でインストールしたときに、`Contributions' を選択しませんでした。WEB セットアップツールまたはシリアルセットアップツールが使えないので、ネットワークの設定を手動で行いたいと思います。具体的にどうしたらよいでしょうか。
    まず、シリアル接続してログインしてください。

    ファイル /etc/rc.conf に以下の行を追加します。
    • ホスト名
    • hostname="foo.example.com"
      
    • インタフェース
    • ifconfig_eth0="inet 192.168.253.254 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.253.255"
      
      eth1(eth2,...) も同様です。
      DHCP クライアントとする場合は、最後の説明をお読みください。
    • デフォルトルート
    • defaultroute="192.168.253.1"
      
    • DHCP クライアント
    • eth0 に IP アドレスを DHCP サーバから割当てる場合、以下の通り設定します。
      dhclient=YES
      dhclient_flags="eth0"
      
      eth0 と eth1 と両方を DHCP クライアントとする場合は
      dhclient=YES
      dhclient_flags="eth0 eth1"
      
      となります。
    リゾルバ設定は、ファイル /etc/resolv.conf で行います。
    search example.com
    nameserver 192.168.253.10
    nameserver 192.168.253.11
    
    参考ページ
    • http://www.plathome.co.jp/support/labo/ssdlinux/etc.html
    2007/12/13
  • ntp サーバとしたいのですが。
    まず、ファイル /etc/rc.conf に
    ntpd=YES                ntpd_flags=""
    
    を追加します。
    次に、ファイル /etc/ntp.conf を用意します。
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/LATEST/mipsel-obs1550/binary/etc.tgz
    
    をダウンロードして
    % tar zxpvf etc.tgz ./etc/ntp.conf
    
    と取り出して、それをもとに設定してもかまいません。
    最後に、ファイル /etc/flashcfg に
    /etc/ntp.conf
    
    があることを確認し(無ければ追加して)、以下のコマンド
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    を実行して、再起動してください。 (CF や HDD から起動している場合は、このコマンドの実行は必要ありません。)
    2007/12/17
  • ログ・ローテーションを行いたい。
    コマンド newsyslog を使用することでログ・ローテーションが行えます。 本体から起動している場合には newsyslog が含まれませんので、以下の作業が必要となります。
    お使いのファームウェアが 0.4-RELEASE-20071020 の場合
    • OpenMicroServer (IPv4 対応)
    • ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/0.4-RELEASE-20071020/mipsel-obs1550/binary/
    • OpenMicroServer (IPv4, IPv6 対応)
    • ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/0.4-RELEASE-20071020/mipsel-obs1550.ipv6/binary/
    • OpenBlockS266/128/16R (IPv4 対応)
    • ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/0.4-RELEASE-20071020/powerpc-obs266/binary/
    • OpenBlockS266/128/16R (IPv4, IPv6 対応)
    • ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/0.4-RELEASE-20071020/powerpc-obs266.ipv6/binary/
    から base.tgz と etc.tgz を (gzip と tar を実行できる)適当なホストにダウンロードしてください。 上記の「0.4-RELEASE-20071020」はお使いのファームウェアのバージョンに読み替えてください。 以下のように newsyslog と newsyslog.conf を取出します。
    $ tar ztpvf base.tgz ./usr/bin/newsyslog
    $ tar ztvpf etc.tgz ./etc/newsyslog.conf
    
    OpenMicroServer/OpenBlockS266/128/16R にログインし、それらをダウンロードして、それぞれ
    /usr/bin/newsyslog
    /etc/newsyslog.conf
    
    にコピーします。 所有者、グループ、モードを設定します。
    # chown 0.0 /usr/bin/newsyslog
    # chmod 555 /usr/bin/newsyslog
    # chown 0.0 /etc/newsyslog.conf
    # chmod 444 /etc/newsyslog.conf
    
    ファイル /etc/FLASHCFG を(無ければ)作成し以下の一行
    /usr/bin/newsyslog
    
    を記述し
    # /usr/sbin/flashcfg -S /etc/FLASHCFG
    
    を実行します。 ファイル /etc/flashcfg に以下の一行
    /etc/newsyslog.conf
    
    を追加します。 ファイル /etc/rc.conf に以下の一行
    extractuser=YES
    
    を追加します。
    # crontab -e
    
    を実行し、
    0       *       *       *       *       /usr/bin/newsyslog -i 60
    
    があることを確認してください。 なければ作成します。
    ファイル /etc/flashcfg に次の一行
    /var/cron/tabs
    
    があることを確認してください。 なければ追加します。

    最後に
    # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    を実行して、再起動します。
    2008/04/11
  • syslog サーバにするにはどうしたらよいでしょうか。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 では標準で syslogd が稼働しています。 以下はリモート・ホスト (rmhost.example.com) からのログを受け取るようにするための手順です。

    本体のみの場合、ファイルを保持できる空き領域が 8MB 程度ですので、 syslog サーバとして機能させるためには CF またはハード・ディスク・ドライブ (HDD) が必要となります。 OpenMicroServer/OpenBlockS266 に CF または HDD を搭載したものとして説明します。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 にログインし、su で root になります。
    パーティションの設定をします。 hda1 を作成してください。 (OpenMicroServer で HDD を接続した場合は sda1 を作成してください。)
    # fdisk /dev/hda
    
    ファイル・システムを生成します。
    # mke2fs -j /dev/hda1
    
    マウントします。
    # mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt
    
    必要なファイルを作成します。
    # cd /mnt
    # touch authlog maillog messages wtmp xferlog
    # cd /
    # umount /mnt
    
    ファイル /etc/fstab に
    /dev/hda1 /var/log ext3 defaults 1 1
    
    を追加してください。 次にファイル /etc/rc.conf に
    syslogd=YES syslogd_flags="-l localhost:rmhost -r"
    
    を追加します。 この例では localhost と rmhost.example.com からのログを受信します。

    OpenMicroServer で HDD を接続した場合は、ファイル /etc/rc.local に
    kill -HUP `cat /var/run/syslogd.pid`
    
    を追加します。 CF を接続した場合や OpenBlockS266 には必要ありません。
    # /usr/sbin/flachcfg -s /etc/flashcfg
    
    を実行し、再起動します。

    以上で localhost と rmhost.example.com からのログをディレクトリ /var/log/ に保存するようになります。
    2009/03/24
  • telnet 接続時に root でログインしたいのですが。
    • 本体/CF から起動している場合
    • ファイル /etc/login.defs の以下の行を変更します。
      変更前 CONSOLE console:ttyS0:ttyS1
      変更後 CONSOLE console:ttyS0:ttyS1:ttyp0:ttyp1:ttyp2
      
      OpenMicroServer の場合、RELEASE-20060915 以降では
      変更前 CONSOLE console:ttyS0:ttyS1
      変更後 CONSOLE console:ttyS0:ttyS1:pts/0:pts/1:pts/2
      
      と変更してください。

      ファイル /etc/flashcfg に
      /etc/login.defs
      
      があるか確認して、なければ追加し
      # /usr/sbin/flashcfg -s /etc/flashcfg
      
      を実行してください。

    • HDD から起動している場合
    • ファイル /etc/securetty の pts/0 から pts/7 までの行をアンコメントします。
    2008/01/10
  • telnet コマンドを使いたいのですが。
    本体のみで起動している場合、telnet コマンドは含まれていません。以下の手順に従ってインストールする必要があります。

    まず、ファームウェアのバージョンを確認し、それに対応したディストリビューションセット base.tgz をダウンロードします。ここでは RELEASE-20070221 の IPv4 対応版を例にします。

    以下のファイル
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/RELEASE-20070221/mipsel-obs1550/binary/base.tgz
    
    を(gzip, tar コマンドの使用できる)適当なホストにダウンロードします。 そのホストにおいて、以下のコマンドを実行して、telnet コマンドとライブラリを取り出します。
    % tar zxpvf base.tgz ./usr/bin/telnet
    % tar zxpvf base.tgz ./usr/lib/libstdc++.so.6.0.8
    
    これらを OpenMicroServer にアップロードまたはダウンロードします。

    OpenMicroServer の /tmp にそれらがあるとします。 OpenMicroServer にログインし、root で
    # cd /tmp
    # mv telnet /usr/bin
    # chown 0.0 /usr/bin/telnet
    # chmod 555 /usr/bin/telnet
    # mv libstdc++.so.6.0.8 /usr/lib/libstdc++.so.6
    
    を実行してください。これで telnet コマンドが使えるようになります。

    このままでは再起動すると telnet コマンドとライブラリが消えてしまうのでユーザーデータとして保存します。
    # vi /etc/FLASHCFG
    
    ファイル /etc/FLASHCFG に
    /usr/bin/telnet
    /usr/lib/libstdc++.so.6
    
    を追加します。 次のコマンドを実行してユーザーデータ領域に保存します。
    # flashcfg -S /etc/FLASHCFG
    
    起動時にユーザーデータ領域に保存したものを展開するよう設定します。
    # vi /etc/rc.conf
    
    ファイル /etc/rc.conf に
    extractuser=YES
    
    を追加します。 次のコマンドを実行して設定の変更を保存します。
    # flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    2007/11/07
  • 起動時にコマンドを自動実行させるには? 起動時に自動的に実行させたいコマンドがあります。Windowsでいうスタートアップ、DOSでいうautoexec.batに相当するファイルは何でしょう?
    /etc/rc.local です。ただし、このファイルはデフォルト設定では flashcfg -s /etc/flashcfg コマンドでは保存されません。/etc/flashcfg ファイルを編集し、このファイルを保存対象とする必要があります(/etc/flashcfg で列挙されているファイルリストに、 /etc/rc.local を追加してください)。必要な操作は下記の通りです。
    1. /etc/rc.local に、起動時に実行したいコマンドを記述します。
    2. /etc/flashcfg に、/etc/rc.local を追加します。例えば、以下のようにコマンドを実行します。
     # echo /etc/rc.local >> /etc/flashcfg
    3. flashcfg -s /etc/flashcg を実行します。
    2007/11/07
  • “DHCPサーバ”を設定するには? 「DHCPサーバ」の設定はどこにあるのでしょう?
    「その他」タブの中に“dhcpd”という項目があります。この項目がDHCPサーバとしての設定になります。
    2007/11/07
  • “DHCPを利用する”とは何? Web設定画面「ネットワーク」の “DHCPを利用する” という項目の意味がわかりません。これは「DHCPサーバ」機能でしょうか、それとも「DHCPクライアント」機能でしょうか?
    「DHCP クライアント」機能です。“DHCPを利用する”を選択すると、DHCP サーバから配布されるネットワーク設定を取得し、自動的にIPアドレス等を設定することができます。
    2007/11/07
  • 設定作業について、お勧めの方法は? OpenMicroServer/OpenBlockS266 を購入し、設定をしようと考えています。お勧めの方法は何でしょう?
    Eth0に接続し、Web設定ツールから設定を行うことをお勧めします。また、RS-232C(シリアル) からの接続される場合、ログインするアカウントは login= root , password= root をお勧め致します。なお、Web 設定ツール以外について、また、ネットワーク設定等、環境に依存する設定のご質問は、現状で承っておりませんので、大変恐れ入りますが、参考書籍等をご確認頂きますようお願い申し上げます。
    2007/11/07
  • 設定の引き継ぎについて、ファームウェアアップデート後、アップデート以前の設定は引き継がれますか?
    フラッシュROMに書き込まれて保存された設定は引き継がれます。
    ( OBS:flashcfg -s /etc/flashcfg OMS:flashcfg -S <Fileneme> )
    ただし、お客様でカスタマイズされたソフトウェアがインストールされている場合にはこの限りではございません、バックアップ等、データが復元できる状態よりアップデートしていただけるようお願いいたします。
    2007/11/07
  • ファイアウォール構築について、OpenMicroServer/OpenBlockS266で簡易なファイアウォールを構築することは可能ですか?また、その構築は簡単ですか?
    OpenMicroServer/OpenBlockS266ではLinuxカーネルに標準で組み込まれている「iptables」 を使用した、簡易ファイヤーウォール機能が標準で機能し、WEB設定ツールやシリアル設定ツールで設定が可能です。

    ただし、WEB設定ツールやシリアル設定ツールで設定可能なのは、IPアドレスでのパケットフィルタリングまでで、MACアドレスでのフィルタリングや、偽造IPの検出などは、手動で設定を行うか、ファイヤーウォールソフトウェアを導入する必要があります。オープンソースのファイヤーウォールソフトウェアの多くは、内部的にiptablesやipchains (iptablesの旧バージョン)を利用しており、設定用のインターフェースを提供しています。ソフトウェアにより必要となるシステム要件が異なりますので、ご確認ください。
    例)lokkit (RedHatが使用しているキャラクターインターフェースソフトウェア。広く使われている。)
    システム要件 : パッケージ容量 1MB程度 → OpenBlockS266ではCFが必須。 OpenMicroServerでは本体のみで実装可能。
    2007/11/07
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266でNATを行ないたいのですが、スタティックNATの設定数の上限はどの程度ですか?
    スタティックNATは標準機能で設定可能ですが、WEB設定ツールを用いる場合は、他設定ツールの設定項目内容にもよりますが設定できる数量は制限されます。シリアル設定ツールまたは手動設定で行う場合、エントリー数の制限は特にありません。 ただし、監視用パケットの流量次第で、実用可能な範囲かどうかの判断が必要になりますので、実測での確認・調整が必要となります。

    【ご参考】 OpenBlockS266/128 性能検査
    スタティックNAT 定義数:1000icmp ping処理:100回/秒 約100秒間継続
    結果:応答時間の増加が見られるものの、パケットロスは無い

    テストサーバ:Xeon3.6GHz × 1、MEM 4GB、Knoppix 4.0.2 (kernel 2.6.12)
    テスト方法:「hping2 -1 --fast -c 1000 IPアドレス」 を10プロセス同時実行
    NATなしあり
    NAT定義数01000
    実行時間101秒102秒
    CPU負荷7%未満10%未満
    パケットロスなしなし
    ping応答時間0.3〜3.3ms
    (約99%が1.0ms以下)
    0.9〜6.8ms
    (約50%が2.0ms以下、約80%が3.0ms以下)
    2012/03/08

アプリケーション関連

  • アンチウィルス・ソフトウェアは動作しますか。
    ClamAV (0.95.1) の簡単な動作検証 (freshclam と clamscan の実行) を行い、正常に動作することを確認しております。

    注意: ClamAV を実行するには、CF や HDD などのストレージ・デバイスが必要です。
    2009/04/16
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 に bind の queryperf コマンドはありますか。
    OpenMicroServer/OpenblockS266 用のコンパイル済み queryperf コマンドは以下からダウンロードできます。 OpenMicroServer/OpenBlockS266 にアップロード/ダウンロードしてお使いください。 FTP 転送時には binary mode に設定してください。
    2007/12/12
  • OpenMicroServer で squid は動きますか。
    OpenMicroServer にて Squid が動作することを確認しております。

    注意: 動作検証におきましては、基本的な動作の確認のみ行い、耐負荷試験などはしておりません。 実運用にあたっては、事前にお客様の環境で検証を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。
    • OpenMicroServer
    • 外部ストレージが必要です。 CF/USB フラッシュ・メモリ/USB HDD にプログラムを保存します。
    OpenMicroServer 用のコンパイル済みソフトウェアは以下からダウンロードできます。ご利用の前に、README、LIST、MEMO をご一読ください。
    2007/12/12
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 をロード・バランサーとすることができますか。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 にて Pen を用いてロード・バランスできることを確認しております。

    注意: 動作検証におきましては、基本的な動作の確認のみ行い、耐負荷試験などはしておりません。 実運用にあたっては、事前にお客様の環境で検証を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。
    • OpenMicroServer
    • 本体のみで運用できます。 プログラムをユーザデータ領域に保存します。
    • OpenBlockS266
    • 外部ストレージが必要です。 CF/HDD にプログラムを保存します。
    OpenMicroServer/OpenblockS266 用のコンパイル済みソフトウェアは以下からダウンロードできます。ご利用の前に、README、LIST、MEMO をご一読ください。
    2007/12/12
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 用にコンパイルしたソフトウェアはありますか。
    OpenMicroServer/OpenblockS266 用のコンパイル済みソフトウェアは以下からダウンロードできます。ご利用の前に、README、LIST、MEMO をご一読ください。
    2007/11/07
  • Java は動きますか。
    以下の動作実績がございます。
    • ソフトウェア製品としての Java
      • intent
      • 日本の代理店である富士通ソフトウェアテクノロジー様のご協力を得まして、OpenMicroServer 上での intent の基本的動作を確認済みです。
        スタートアップキットの購入が必要となります。 サービス商品価格一覧
    • オープンソースのJava VM
      • Kaffe
      • OpenMicroServer 上の SSD/Linux と Debian にて導入確認済です。
        互換性の情報は、こちらをご覧ください。
      • SableVM
      • OpenMicroServer 上の Debian にて導入確認済です。
    2007/12/17
  • Proxy サーバとしての利用。OpenMicroServer/OpenBlockS266を Proxy サーバとして運用するつもりです。必要なソフトウェアを教えて下さい。
    標準で搭載されているソフトウェア環境には含まれていません。ハードディスクを増設し、お客様ご自身で選択されたソフト( squid 等)を用意してご使用ください。
    ※ Proxy 環境の構築に関しましては、OpenMicroServer/OpenBlockS266 に標準で搭載されている機能ではありませんので、弊社での技術サポートは行っておりません。予めご了承下さい。
    2007/11/07
  • HTTPS の使用。 OpenMicroServer/OpenBlockS266 上で HTTPS を使用してサービスを提供したいのですが、標準状態で SSL は搭載されていますか? デフォルトで搭載されていない場合、追加インストールファイル等を教えてください。
    標準状態の OpenMicroServer/OpenBlockS266 には、SSL は含まれていません。製品付属の CD-ROM に含まれるハードディスク用ディスクイメージにopensslが含まれていますので、こちらをご利用ください。
    ※SSL環境の構築に関しましては、OpenMicroServer/OpenBlockS266の標準搭載機能ではありませんので、弊社での技術サポートは行っておりません。予めご了承下さい。
    2007/11/07
  • パケットキャプチャ機能は使えますか?
    標準では実装していませんが tcpdump/libpcapにてのパケットキャプチャの動作を確認しています。 PCAP互換形式でのキャプチャ機能実装が可能です。
    2007/11/07
  • asterisk(オープンソースのPBXソフト)は動きますか?
    asterisk-1.4.4 が動作することを確認しています。 (OpenMicroServer では chan_phone.so がコンパイルできないのでそれを除きます。) コンパイル、インストール、動作確認についてはこちらをお読みください。
    2007/11/07
  • EtherREAL(オープンソースの監視ソフト)は動きますか?
    SSD/Linux上でGUI版 ethereal、CUI版ともに動作実績がございます。
    2007/11/07
  • VNC(オープンソースの遠隔操作ソフト)は動きますか?
    VNCはSSD/Linux上での動作実績があります。現在、OMSは「サインはVGA」を用いて、GUI環境を構築できますが、VGAを持たないOBSやOMSにVGAをつながないローカルのGUI環境が構築されていなくても、 Xに関するライブラリを構築しておき、リモートからの制御することは動作実績があります。
    2007/11/07
  • VGAは接続できますか?
    OBS:できません。
    OMS:USB-VGA変換アダプタ「サインハVGA」を用いて実現可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。
    http://www.plathome.co.jp/support/labo/oms400/usb_vga_20060511.html
    2007/11/07
  • SNMPトラップについて、ネットワーク上の機器から配信されるSNMPトラップをOBS/OMSで受け取りログとして格納する、またはログサーバーに受け渡すことはできますでしょうか?
    標準機能では、SNMPトラップの受信機能がないためプログラムの追加が必要です。実装例はあります。
    ・プログラム、ログファイル保存用のCFの追加 (保存したいデータ量に応じた容量)
    ・SNMPトラップ受信プログラムのインストール
    ・受信したトラップをログに書き出すための設定変更(または、ソフトの追加)
    ・ログファイルのローテーション管理のためのプログラムのインストール

    【ご参考】
    Ver.5.2以降のnet-snmpパッケージの動作を確認しており、SNMPパケットの送受信の実績があります。
    以下でコンパイル済みバイナリの提供を行っています。

    OpenBlockS266用 ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/packages/net-snmp-5.2-ppc-1.tgz OpenMicroServer用 ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/packages/Net-SNMP-5.2.0-mipsel-1.tgz
    2008/06/05

その他

  • 初心者向けの資料はありますか。
    「OMS/OBSを使うためのはじめの一歩」をご用意しております。次のページ
    http://openblocks.plathome.co.jp/support/cookbook/casestudy/first_steps/initialize.html
    をご覧ください。
    2012/03/08
  • CFにはブロック毎に書き込み回数制限があると聞きますが、実際にはどの程度の期間の利用に耐えられるのでしょうか。
    利用方法によって書き込み回数が変化しますので、期間に応じて壊れる・壊れないの回答は出来ません。

    しかしながら当社で採用しているCFには、ブロック毎の書き込み回数の制限を回避するための均等化機能が搭載されており、HDDの100万回の書き換え能力に匹敵します。

    さらに、想定される使用容量の2倍の容量を持つCFを選択すれば、ブロックに対するアクセス確率は1/2 (50%) となり、実質の耐久性は2倍となります。 当然さらに大きなCFを選択するに従って、アクセス確率が下がり耐久性が伸びることになります。
    2008/09/22
  • ウォッチドッグ機能はありますか。
    ウォッチドッグ機能はございません。
    2008/05/07
  • AC アダプタの寸法は?
    寸法は
    49.5 (W) × 99.5 (D) × 25.5 (H) mm
    
    でございます。

    DC プラグ側のケーブル長は 126.5mm、AC ケーブル(めがねケーブル)の長さは 202.5mm です。
    2008/03/27
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 の標準文字コードは何ですか。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 のデフォルトのロケールは C になります。ロケール・データは含まれていません。
    2008/01/28
  • タグ付き VLAN に対応していますか。
    以下のモデルがタグVLANに対応しています。

    * OpenMicroServer
    * OpenBlocks 600
    * OpenBlocks AX3
    * OpemBlocks A6
    * OpemBlocks A7
    2013/09/25
  • UPSを用いた場合のOMSの動作可能な時間の目安などはありますか?
    フルチャージした三菱電機 AX-M10R-1.5KS-B (1500VA)のUPSに、 CFカードを搭載したOMSを接続し、UPSへのAC供給を切断した場合に 7.5時間程度動作することを確認しています。 自動シャットダウンについては、メーカ提供のFREQSHIP-mini for FreeUNIX(freq_2.00.tgz)にて動作確認をしています。 http://www.plathome.co.jp/support/labo/oms400/recommend.html UPSとの接続には、OpenMicroServer用シリアル変換アダプタとクロス結線への変換アダプタが必要です ※ シリアル変換アダプタがクロスのためストレートに戻す必要があります
    2007/12/13
  • 外部ストレージ(CF、USB フラッシュ・メモリ、USB HDD)を用いて Windows とのデータのやりとりをしたいのですが。
    最新のファームウェアにアップデートしてください。(RELEASE-20060727 から vfat に対応しました。)

    外部ストレージの初期化は Windows で行ってください。

    外部ストレージを OpenMicroServer に接続した場合、以下のコマンドを実行します。
    • CF の場合
    • # mount -t vfat /dev/hda1 /mnt
      
    • USB フラッシュ・メモリ、USB HDD の場合
    • # mount -t vfat /dev/sda1 /mnt
      
    ディレクトリ /mnt から外部ストレージにアクセスできます。
    2007/12/14
  • ラックマウントキットを購入しましたがOBS266/OMSに取り付け金具の取り付け方がわかりません。
    OBS266/OMSの底面にある1cm角程度の黒いゴム足を取外し、取り付け金具の突起を
    入れ反対側1箇所にネジとめします。
    2007/06/05
  • SSD/Linux の再構築ではなく、一部をコンパイルしてインストールしたいのですが。
    SSD/Linux の一部をコンパイル、 インストールする手順を autoconf を例にとって説明します。

    まず、ソース・ファイルの取得と展開を行います。
    # cd /usr/src/mkdist/autoconf
    # bmake
    
    ディレクトリ /usr/src/dist/distfiles にソース・ファイルが(存在しなければ)ダウンロードされ、 ディレクトリ /usr/src/dist/autoconf に(展開されていなければ)展開されます。

    ファイル /usr/src/mkdist/autoconf/Makefile 中の DEPENDENT に指定されているものを調べます。
    DEPENDENT=      usr.bin/autoconf
    
    ここには /usr/src に対する相対パスが書かれてあります。 このディレクトリに移動してコンパイル、インストールします。
    # cd /usr/src/usr.bin/autoconf
    # bmake clean
    # bmake
    # bmake install
    
    以上で autoconf のコンパイルとインストールは終了です。

    DEPENDENT に複数のディレクトリが指定されている場合、 その順番通りに、ディレクトリの移動、コンパイル、インストールを繰返してください。

    インストール時の注意としては、システムのファイルが上書きされることです。 例えば、ディレクトリ /usr/src/etc で `bmake install' を実行すると、 ディレクトリ /etc にあるファイルが上書きされてしまいます。 したがって `bmake -n install' を実行し、 どのファイルがどこにインストールされるかを確認し、必要があればバックアップをとっておくとよいでしょう。

    例にとった autoconf の場合には以下のように実行します。
    # cd /usr/src/usr.bin/autoconf
    # bmake -n install
    cd /usr/src/usr.bin/autoconf/build && make DESTDIR=  install-strip
    # cd build
    # make -n DESTDIR= install-strip
    
    2007/12/17
  • ファームウェアのカスタマイズの手順を教えてください。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 のファームウェアのカスタマイズにつきましてはこちらをご覧ください。
    2007/04/17
  • DIO インタフェースを使いたいのですが、具体的な使い方を教えてください。
    DIO は デバイス・ファイル /dev/dio 経由でアクセスし、操作は ioctl で行います。 以下のサンプル・プログラムを参考にしてお使いください。
    • diod.c
    • デーモンとして動作し、DI の状態によって指定したコマンドを実行します。
    • diolock.c
    • 指定ポートを DO でメイク状態にし、指定秒間保持した後、ブレイクするものです。
    • dio_oms400.h
    • カーネル・ソースに追加しているヘッダ・ファイルです。
    2007/12/12
  • オーディオは使えますか。
    USB オーディオ機器を接続することにより使用できます。 検証済みの USBオーディオ機器は Creative SBDMUPX でございます。 (動作確認済み周辺機器)
    標準のファームウェアにはサウンドに関係したドライバが含まれていませんので、以下の作業が必要になります。

    まず最新ファームウェアを
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/RELEASE-20070221/mipsel-obs1550/installation/
    
    または
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/RELEASE-20070221/mipsel-obs1550.ipv6/installation/
    
    からダウンロードし、アップデートしてください。 (前者が IPv4 対応、後者が IPv4, IPv6 対応のファームウェアです。)
    ※ バージョン(RELEASE-20070221)は適宜読み替えて下さい。

    つぎにファームウェアに対応した
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/RELEASE-20070221/mipsel-obs1550/binary/
    
    または
    ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OMS400/RELEASE-20070221/mipsel-obs1550.ipv6/binary/
    
    から kern.tgz を(gzip と tar が使用できる)適当なホストにダウンロードします。 kern.tgz から
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/oss/snd-mixer-oss.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/oss/snd-pcm-oss.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/seq/snd-seq-device.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd-hwdep.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd-page-alloc.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd-pcm.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd-rawmidi.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd-timer.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/snd.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/soundcore.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/usb/snd-usb-audio.ko.gz
    ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/usb/snd-usb-lib.ko.gz
    
    を取出します。
    % tar zxpvf kern.tgz ./lib/modules/2.6.16/kernel/sound/core/oss/snd-mixer-oss.ko.gz
    …
    
    それらを OpenMicroServer の /lib/modules/2.6.16/usb の下にコピーします。

    最後に
    # flashcfg -s /etc/flashcfg
    
    を実行し、再起動してください。

    簡単な動作確認
    • 録音
      # cat /dev/audio > test.au
      
    • 再生
      # cat test.au > /dev/audio
      
    2008/03/26
  • initボタンの役割は? initボタンの使い方がよく分かりません。これはリセットボタンですか? リセットボタンにしては、ボタンが機能しない時があるようなのですが……。
    いいえ、initボタンはリセットボタンではありません。押下するタイミングによって、initボタンの機能は変化します。initボタンの機能は、主に下記の2つがあります。
    第1の役割は、「起動時に行われるフラッシュROMからのデータの読み込みを抑制する」ためのものです。この機能により、一時的に工場出荷時状態で起動することができます。これは、電源投入直後にボタンが押下されている場合に作動します。
    第2の機能は、OS動作時のシャットダウンスイッチです。これはdaemon(OS上で常に動作しているソフトウェア)がボタンの押下を感知することによって実現されています。initボタンの押下を確認したdaemonは、shutdownコマンドを実行します。このため、システムが致命的なフリーズに見舞われた場合、initボタンも機能しません。
    2007/11/07
  • 専用CFカードと汎用品の違いは? 専用CFカードには何か汎用品にはないメリットがあるのでしょうか?
    OMS/OBS上での「確実な動作保証」がメリットとなります。

    CFカードにはサポートされる動作モードに種類があり、これにより使用上問題が出る場合があります。また、搭載されているメモリーコントローラによっても動作に問題が出る場合があります。これらの仕様は汎用品では一般にあまり意識されておらず、また同一の型番の汎用メモリであっても、ロット等に依存して仕様やコントローラが変更されている場合があります。

    弊社の専用CFカードは、OBS/OMSの実機動作確認の上で採用し、また納入ロットによる仕様変更等のないよう、メーカーと事前調整を行っておりますので、OBS/OMS上で動作することを保証しております。また、万が一OBS/OMS上で問題が発生した場合には、弊社にて調査・対応させていただきます。
    2007/12/12
  • FLASH ROMも書き込み回数制限がありますか? 本体内のFLASH ROMも書き込み回数制限がありますか?
    CF同様に書き込み制限がありますが、回数は1ブロックあたり100万回となっています。
    また、書き込みが発生するのは、ファームウェアの書き込みや設定の保存などを行う時のみで、 特殊な使い方を除いて、CFカードのように動的に頻繁な書き込みが行われることはありません。
    別段の考慮や、CFのような特別な工夫などを検討される必要はありません。
    2007/11/07
  • MACアドレスによるフィルタリング - OpenMicroServer/OpenBlockS266 をファイヤーウォールとして運用するつもりです。このとき、外部のネットワークにアクセスできる端末を制限したいと考えています。OpenMicroServer/OpenBlockS266 の標準ソフトウェアを用いて、MACアドレスによるフィルタリングを行うことは可能ですか?
    いいえ、標準で搭載されているソフトウェア環境は、MAC アドレスによるフィルタリングには対応していません。
    2007/11/07
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266 にできることは?いったい何ができるのでしょうか?
    お手元で設定を行うことにより、Router・Firewall(IP Masquerade)や、Webサーバー、DHCPサーバーといった用途に使用できます。ただし、これらの設定については、技術的なサポートは提供されません。マニュアル等を確認し、ご自身で解決してください。
    2007/11/07
  • OpenMicroServer/OpenBlockS266には「ファームウェア」というものがあるようです。これは何を指す単語でしょう? PC/AT 互換機で言う BIOS のような、ハードウェア制御ソフトウェアですか?
    いいえ、OpenMicroServer/OpenBlockS 266の「ファームウェア」は、BIOSに相当するソフトウェアではありません。OpenMicroServer/OpenBlockS266 の「ファームウェア」は、OpenMicroServer/OpenBlockS266 用にカスタマイズされた OS( Operating System )と周辺ソフトウェアをあわせたものを指します。
    2007/11/07
  • 搭載されている OS は何を使用しているのでしょう?動作そのものは UNIX のようですが……。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 で採用されている OS は Linux です。ディストリビューションは、ぷらっとホーム独自の SSD/Linux を採用しています。SSD/Linux については技術情報(オープンラボラトリー) > SSD/Linux等をご確認ください。
    2007/11/07
  • 現在使用中のファームウェアのバージョンを知りたいのですが。
    OpenMicroServer/OpenBlockS266 のファームウェアのバージョンは、0.4-RELEASE-20071020 や RELEASE-20070221 と示されます。 末尾の年月日が区別する鍵となります。 現在ご使用のファームウェアのバージョンは以下の手順により確認することができます。
    1. ログインする
    2. uname コマンドを実行する
    3. # uname -rv
      
    uname コマンドの実行結果が
    2.6.16 #3 Fri Nov 2 06:48:44 JST 2007
    
    となった場合、ここから年月日を抜き出し、20071102 と並べることにより、ファームウェアのバージョンを知ることができます。ただし、弊社の公式リリースしているファームウェアの年月日と一日程度がずれる場合があります。これはファームウェアの構築過程で生じるものです。

    上記の実行結果の先頭の 2.6.16 は Linux カーネルのバージョンを示します。ファームウェアのバージョンの先頭に付いている 0.4 (SSD/Linux のバージョン)がそれに対応します。
    SSD/LinuxLinux カーネル
    0.42.6.16
    0.32.4.26
    0.22.4.20


    uname コマンドを
    # uname -a
    
    と実行した場合、
    Linux hostname 2.6.16 #3 Fri Nov 2 06:48:44 JST 2007 mips SSD/Linux 0.4-20071003
    
    表示されたとします。末尾の 0.4-20071003 は、Linux カーネルのバージョンが 2.6.16、 uname コマンドをコンパイルした年月日が 20071003 であることを示します。 この例で、ファームウェアのバージョンに含まれる年月日と異るのは、CF/HDD から起動しているからです。 上記の末尾の文字列は CF/HDD 上の uname のバイナリ・ファイルに埋め込まれています。 CF/HDD はそのままでファームウェアをアップデートしたり、CF/HDD から起動していて uname コマンドを再コンパイルした場合、そのようなことが生じます。

    末尾の文字列は次のようにしても得られます。
    # uname -o
    SSD/Linux 0.4-20071003
    
    2007/11/02
  • メモリー容量を増やせますか?
    OBS/OMSともにメモリーは基板に直付けとなっておりますので、メモリーの増設は行えません。
    (基板レベルの変更カスタマイズが必要となります)
    2007/02/22
  • OBS/OMSで実現したい機能があるのですが。
    ご要望の内容により、すでに実装例のご紹介、テクニカルアドバイス、開発補助や開発受託などが 可能(有償対応を含む)な場合がございますので、まず、ご要望の内容をできるだけ具体的にお知らせください。
    2007/02/22
  • Debianをインストールするのに必要なストレージ容量は?
    初期インストールレベルで512MB以上。実装されるアプリケーションにより、それ以上の容量が必要となります。CFカードやUSB HDD等をご用意ください。
    2007/02/22
  • カーネルによる最小単位時間は?
    OBS266/128
    現在OBS用に提供しているファームはKernel-2.4系になります。
    (出荷時:Kernel-2.4.20  リリース最新:2.4.26)
    Kernel-2.4系では標準で10msが最少単位時間となります。
    /usr/src/linux/include/asm-ppc/param.h内で以下の定義で変更可能です。 #define HZ 100  (1000に変更すると1msec)

    OMS-AL400/128
    現在OMS用に提供しているファームはkernel-2.6.12となります。
    Kernel-2.6系では標準で1msが最少単位時間となっています。
    /usr/src/linux/include/asm-mips/param.h内で以下の定義で変更可能です。
    #define HZ 1000 (100に変更すると10msec)
    2007/02/22
  • メールサーバとして使用できますか?
    標準でSMTPサーバ(sendmail)が動作していますので、そのまま機能します。
    標準構成ではストレージを持たないため、RAMディスク(デフォルトでOBS:32MB/OMS:40MB )がスプール領域として利用できます。それを超えるスプールが必要な場合、CFカードまたは内蔵HDD(OBS)、USBストレージ(OMS)をご利用ください。
    (スプールを超えるメールの受信が発生した場合には、送り元に受信不可のエラーを返します。)

    【ご参考】 メールリフレクターとして使う場合、スプールは不要?
    基本的にはメールをリレーするだけですが、リレー先のメールサーバが障害等でメールを受け付けられない場合には、OMS側で一時的にスプールする必要があるので、その点を考慮してスプールを確保しておく必要があります。
    2007/02/22
  • OS環境のバックアップについて
    CFカードやUSBデバイスにOS環境をバックアップしておくことは可能ですか?

    可能です。構築済のOS環境を丸ごとCFカードやUSBデバイス(OMSのみ)にバックアップしておき、不具合等が発生した場合に差し替えて使用することができます。
    Linuxマシンでメディア上にext2またはext3ファイルシステムを作成し、データをコピーすることでバックアップできます。
    2007/02/21
  • 静電気ノイズマージンは?
    接触:5kV 間接:9kV ( OBS/OMS共)
    2007/02/22
  • MTBFは? MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)について教えてください。
    OMS本体:420,000時間
    付属ACアダプタ:50,000時間

    OBS本体:1,480,000時間
    付属ACアダプタ:50,000時間
    PCMCIAアダプタオプション:3,500,000時間
    2007/02/22
  • マイクロドライブは使用できますか?
    搭載CFスロットはTYPE-2ですので、物理的には搭載可能ですが、マイクロドライブは連続稼動を前提とした設計とはなっておりますので、そのた耐久性からサーバ用途での使用を推奨しておりません。
    2007/02/22
  • FLASH ROMも書き込み回数制限がありますか?
    本体内のFLASH ROMも書き込み回数制限がありますか?

    CF同様に書き込み制限がありますが、回数は1ブロックあたり100万回となっています。
    また、書き込みが発生するのは、ファームウェアの書き込みや設定の保存などを行う時のみで、特殊な使い方を除いて、CFカードのように動的に頻繁な書き込みが行われることはありません。
    別段の考慮や、CFのような特別な工夫などを検討される必要はありません。
    2007/02/21

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