ホーム導入事例・活用例

OpenBlockS 266 導入事例 法政大学

柔軟性・安定性そして価格

掲載日:2006/11/30


法政大学教授 吉田博士は、家庭内および街の商工会や同好会といった小規模なコミュニティにおいて参加する各人がコミュニケーションツールとして利用できる、SNS的なサービスを目的とする研究におけるベースハードウェアとして、OpenBlockS 266を選択した。

ホームサーバおよびコミュニティサーバに求められるもの

SNS的なサービスでは、家庭内やコミュニティで利用できる様々なサービスを提供するために、ホームサーバやコミュニティサーバを設置する必要がある。そこには、提供されるサービスの内容、環境条件その他により、必要となる機能・仕様がハードルとして存在する。

研究開発段階で必要な「柔軟さ」

法政大学 工学部 電子情報学科 吉田 裕 博士
法政大学 工学部
電子情報学科
吉田 裕 博士

研究開発段階では、様々なアイデアを実現するための試行が必要となる。
吉田博士の研究においても、目的によってハードウェアを再選定することや、機器毎の設定や開発環境の構築などが必要となるようでは、研究・開発の阻害要因となる。これに対してOpenBlockS 266は様々な用途向けに柔軟にカスタマイズが可能であることが高く評価されている。メーターからのデータを読み取って電力会社に転送し集計するなど、OpenBlockS 266を利用した様々なアイデアについて、あらゆる可能性を模索している。
吉田博士は、この研究以外にもOpenBlockS 266を三台導入しており、これらは学生の手により、WEBサーバ、DNSサーバ、および、自動起動用サーバ(後述)として活用されている。柔軟で扱いやすいSSD/Linuxを搭載するOpenBlockS 266は、学生のLinuxシステム構築の学習用にも最適とされており、これも今回の採用につながっていると思われる。

研究室を支えてきた「安定性」

研究室で共有しているファイルサーバが熱により動作が不安定になるという問題が発生していた。
そこで研究室では、OpenBlockS 266をベースとした「自動起動用サーバ」を作成し、それによりファイルサーバを毎朝再起動させている。故障要因が少なく、環境耐性も高いOpenBlockS 266の特長を見事に生かした運用方法と言える。
「サーバルームとはいかなくても、人が活動している場所においてはサーバの保証温度を超えることなどないだろう」という間違った認識は世の中に根を張っているが、実際には設置されている場所、人のいない時間帯、夏場の直射日光などの要因により保証温度の範囲を大きくはずれていることは少なくない。
また、サーバに要求される強力な冷却を支えるファンは、ホコリやタバコの煙などに弱く、かつファンの不調を検知できないマシンでは、故障に気がつかず、それが他部品の故障等の二次的かつクリティカルな問題につながった例もよく聞くところである。
さらにこれらの問題は、一般家庭環境ではより一層深刻となる場合が多く、こういった目的においてもOpenBlockS 266は最適のハードウェアとなる。
吉田博士がOpenBlockS 266を選択した背景には、このような背景もあってこそのようだ。

設置場所をとらず低コスト

想定されるユーザが、法人や研究機関ではなく家庭や街の商工会といった一般的なユーザであるため、「設置場所をとらない」「低コストである」ことは必須条件となる。この点もOpenBlock266は適しているといえる。
その他、データ蓄積のためのHDDが実装可能であることなど、様々な条件をクリアしたOpenBlockS 266はその特長を存分に活かされながら、時代の先端をゆく研究開発をサポートし、稼動し続けている。

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Profile
法政大学 工学部 電子情報学科
http://www.k.hosei.ac.jp/ceng/ei/

導入製品 :
OpenBlockS 266
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