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応用的な使い方

応用的な使い方

一時的に初期状態(RAMディスクモードの未設定状態)で起動する

本体前面のINITボタンを押下したまま電源を投入します

  1. 電源OFFの状態でINITボタンを押下します
  2. ACアダプタを接続し、電源を投入します
  3. LEDが1秒に満たない程度の全点灯の後に、改めて全点灯(10秒強)を行うまで押下状態を維持します
    LEDの動き: 全消灯 → 全点灯(1秒に満たない) → 全点灯(10秒強) → 以降、進行に応じて点灯

初期化する

次のコマンドを実行して、再起動します。

# flashcfg -e 

Erase FlashROM (header only).

Are you ok? [y|N] y

Eraing FlashROM... done # reboot 再起動開始・・・

INITボタンでの再起動または終了

OS起動状態において、コマンド操作が不可能な場合は、INITボタンで再起動又は終了の処理を行うことが可能です。CF併用時においては、ファイルシステム保護のため、コマンド操作ないし本機能によって、必ずシャットダウン処理を行って下さい。RAMディスク完結の場合は、シャットダウン処理を行わなくとも問題ありません(保存処理を行っていないRAMディスク内のデータは、保護されません)。

再起動

5秒未満(LEDが黄ないし緑)の押下後に、ボタンを解放して下さい

終了

5秒以上(LEDが赤)の押下後に、ボタンを解放して下さい

起動時にUSBメモリ等を接続することで、アーカイブの展開やスクリプトの実行を行う
(リストア等)

ボリュームラベルに「DEB_CONFIG」を設定した、USBメモリなどのストレージデバイスを接続した場合、起動時にアーカイブの展開やスクリプトの実行を行うことが可能です。

用意するストレージについて

  • ボリュームラベル: DEB_CONFIG
  • フォーマット: ext2/ext3/vfat など
  • 展開するアーカイブ: userland.tgz (tar + gzip でアーカイブしたもの/存在する場合み展開)
  • 実行するスクリプト: init.sh (存在する場合のみ実行)
  • 強制実行(リストア時など)の指定方法: ファイル名「FORCE」のファイルを作成する (内容は空でよい)
  • ファイルの置き場所: ストレージのトップディレクトリ(Z:\userland.tgz や Z:\FORCE など)

RAMディスクモード

通常の起動に加えて、アーカイブの展開とスクリプトの実行を行います。

RAMディスクモードに加えて、FORCEファイルがある場合

FlashROMに保存してある内容は展開せず、アーカイブの展開とスクリプトの実行を行います。
RAMディスクモードで、バックアップデータからのリストアを実施したい場合は、この方法となる。

CF併用モード

通常の起動に加えて、アーカイブの展開とスクリプトの実行を行います。

CF併用モードに加えて、FORCEファイルがある場合

CFを初期化(パーティション1つ・ext3フォーマット)後に、アーカイブの展開とスクリプトの実行を行います。
CF併用モードで、バックアップデータからのリストアを実施したい場合は、この方法となる。

環境のバックアップ

前項で記述したボリュームラベルに「DEB_CONFIG」を設定したストレージの作成を補助します。フォーマット及びボリュームラベルの設定はご自身で行って下さい。展開用データのアーカイブをコマンド1つで実行します。

/etc(/.rw/etc)のみ
# flashcfg -b

全体(/.rw)
# flashcfg -B

指定したファイルのみ

# flashcfg -u list

list ファイルは、保存したいファイルを1行1ファイル(ディレクトリ)で列挙した物

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